プラネット アース イラストで学ぶ生態系のしくみ

表記書籍が間もなく販売になります。
この本の監訳ができる人がいないかと出版社から相談を受けたとき、定年になったら子供向けに書きたいと思っていた本そのものだったので、驚愕しました。
素敵なイラストと分かりやすい文章で、生態学の基本概念がまず解説されます。次に地球上の様々な地理的位置にある生態系の特徴が紹介され、最後に物質循環をベースに、システムとしての地球を解説しています。
アメリカのAmazonでは下記のように高い評価を受けています。

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下記は生態学を学んでいる修士の学生さんの書評です。
I love this book. The illustrations are gorgeous. There are little quippy jokes mixed in with well-researched information about ecosystems, animal behavior, trophic systems, anthropogenic impacts, and more. As a person currently applying to Master’s programs in ecology, I highly recommend this book. It’s a fun way to remind yourself of the basis of ecosystem science, but more that that, it’s a fantastic way to introduce kids to ecology!

「So what?」に必ず答えられるよう教育されるアメリカでは当たり前なので特記したレビューは見あたらなかったのですが、この本には、人間がもたらした生態系の危機に対して私達に何が為し得るのか、必ず提案されています。映画「アポロ13」もそうですね。私はアメリカという国はあまり好きではありませんが、何があっても絶対に諦めず、合理的に解を求める姿勢は好きです。
下記は出版社の本書特設サイトです。

日本のAmazonのリンクは下記です。

プラネットアース: イラストで学ぶ生態系のしくみ

プラネットアース: イラストで学ぶ生態系のしくみ