1月9日記事で島根県のネオニコチノイド系殺虫剤の出荷量推移を紹介しました。同じデータベースを使って茨城県版を作ってみました。
まず驚いたのはその量の多さ。2016年で比較すると、島根県の約4倍でした。また7種類全て使っている点も、島根県と異なりました。量の違いは農地の広さによるのかもしれませんが、ネオニコチノイドは松食い虫対策でも使われるそうなので、面積当たり使用量を比較するのはちょっと難しいかなと思いました(いい知恵ありますか?)。
島根県も茨城県も使用量がうなぎ上りでしたが、その分、他の殺虫剤の使用量がどれくらい減っているのかも検証すべきかもしれません。
いずれにせよ、まかれた殺虫剤の何割かは水道水原水を供給する霞ヶ浦に流入します。ネオニコチノイドは塩素消毒で分解しないので、水道水にも入ってくるわけです。気持ちのいい話しではありませんね。都内の方は自分には無関係と思っているかもしれませんが、東京都一部の水道水は、霞ヶ浦をダム代わりにした利根川下流から一部導水されていますので、霞ヶ浦ブレンド水を飲んでいることになります。