まるで宝石!

私が潜って研究するようになったのは、採泥器でとった底生動物(ゴカイとかミミズとか)を篩い分けてホルマリン固定したら、その独特な動きが瞬間に止まり(当たり前ですが)、さらには形や色が生きているときと全くことなってしまうのを見るのがイヤになったからでした(お葬式で亡くなった方の顔が生前の印象と全く違うのと似ています)。
なので生き物が死んだ途端に全く別物に変わることは理解していたつもりですが、まさか動物プランクトンに、生きているときにこれほど美しい色をしている種類があるなんて、想像もしていませんでした。はではでしく見える色ですが、水中ではこの色がカムフラージュになるそうです。
詳細は海洋と生物 245号「極彩色で金属光沢となる甲殻類プランクトン(橋詰和慶/戸板女子短期大学)」をご覧ください。

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