フィールドワークをしない陸水研

久しぶりに学生を指導しています。研究者を目指しているので、修論を国際誌に投稿するのはmust。できれば1年生の間に投稿し、修士終了後はその成果で海外の博士課程進学も選択できるようにと考えています。
投稿前に学会発表もしておいた方がよいと思ったのですが、専攻からパワハラを受ける前まで学生が発表していた陸水学会では彼の研究を評価できないだろうと、他の学会を探してみました。その結果、環境化学会は学生や英語発表への優遇措置があり、研究発表会が6月でした。私の学生さんは10月入学なので、ここなら2年に進学する前に発表できます。
10月からは研究生が1~2名入学する可能性があります。パワハラ以前の学生は例外2名を除いてフィールドワーク中心のテーマだったのですが、今指導している学生さんも含め、室内分析で何とかなるテーマに限定する予定です。定年までに学位論文を完成させるには、私のように、1年目の夏は大雨、2年目の夏は干ばつで宍道湖が異常状態になり、2年続けて夏季のデータが取れずD5まで行ってしまう、なんてことは許されないからです。
かつては学生誰かの研究のお手伝いで、月1回は必ず手賀沼や霞ヶ浦や荒川に行っていたのですが、もうそんな研究室にはなりません。これからは自分で月1位テーマを決めて霞ヶ浦を回ろうかなと思いました。水環境の現場を見ないで、現場で起こっていることは分かりませんから。