ターミネーター

武漢で発生した新型コロナウイルス、日本でも中国からの帰国者が発症し、春節での中国人観光客増加を控え、感染拡大が懸念されています。
空港の防疫ではせいぜい体温をモニターするくらいですから、感染していても潜伏期にある方を発見するのは不可能に思われます。
ニュースを見ていて、今の時代、ターミネーターは簡単に作れるような気がしました。今年度前半に放映された「インハンド」では、人為的に開発された新型エボラウイルスに高家(濱田岳)が感染するのですが、自然農法の野菜などを食べていて腸内細菌などによる免疫力が高かったために死を免れ、彼を使ってワクチンを作るというストーリーでした。

あらすじ|TBSテレビ:金曜ドラマ『インハンド』

国家統制が混乱しているどこかでこのような事態が起こり、偶々生き延びた人から作ったワクチンを接種すれば、致死的な病原菌(特に人から人に感染するタイプ)を保有していても発症しない人間を作れそうです。そういう人間をターミネーター目的で標的とする国に観光客を装って送り込めば、あっというまにパンデミックになりそうです。
今後50年で人類全体の危機として心配しているのは資源としての水の不足と汚染ですが、これは悪意や紛争がなくても起こってしまうことです。悪意があれば、ちょっとした集団でも人類の多くを殺戮できる知識や技術に、簡単にアクセスできそうです。こういった危機を防ぐのは難しそうです(人間から悪意を無くすなんて無理でしょうから)。