新型コロナウイルスによる新型肺炎

長ったらしいタイトルにしたのは、報道で両者が使われているからで、他意はありません。
武漢で最初に患者が見つかってウイルスが特定されたとき、武漢の人はSARSでもMERSでもなくてよかったと、ホッとしたんだそうです。それで私の留学生の従兄弟は、春節(1月24日~1月30日が)の1週間前から来日してました。春節のピークを避けて早めに日本に来ていた中国人観光客は多かったらしく、さきほど報道された新たな国内患者は14日に症状が出ていました。
この患者は武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手で、乗せたのは1月8~11日と、12~16日だったそうです。つまり「人から人への感染」「潜伏期間でもうつる」がその通りだったわけです。
下記記事には書かれていませんが、さきほど聞いたテレビ報道によると、この運転手はマスクはちゃんとしていたそうです。運転手ですから手袋もしていたでしょう。本当にそうなら、マスクや手袋でも予防できない可能性も検討する必要がありそうです(どうやってうつるのか、想像できませんが)。
SARSでもMERSでもなくてよかったとホッとした武漢市民は、まさかの封鎖状態になりました。これまでに発見されていなかった病原菌の危険度は過去のより軽い可能性もありますが、より深刻な可能性もまたあるということです。これまでにないウイルスと分かった段階での初期対策をどうすればいいのか、今回のケースから検討すべきことは多々あると思われます。