東大柏キャンパス環境棟のメンテを担当されていた大成建設の佐藤様が、今年度いっぱいで異動されることになりました。
屋上や1階の荷さばき室などの共用スペースを利用している陸水研は、他研究室以上に佐藤様のお世話になっていました。
たとえば修論生が屋上で数百尾のアメリカザリガニで飼育実験をしていたときは、数尾が脱走して屋上から飛び降り自殺。「これは先生のザリガニですね。対策をお願いします。」と、第一発見者が佐藤様だったので早急に対処して、棟運用委員会での報告程度で済みました(その時の委員長は自分(笑))。
アサザも屋上でバケツにいれて栽培していて、「アサザなんて琵琶湖では畦に捨てられても生きてるから、放ってて大丈夫」と私は全く世話しないのですが、佐藤様は毎日屋上も点検されているので、「先生、バケツの水、無くなってますよ。」とか「あふれそうですよ。」とかリマインドしてくれます。
その度に観察に行って、「やっぱりアサザは強いなぁ。」と思いつつ、写真で記録してました。
昨日の系会議で佐藤様が挨拶されて、初めて異動を知りました。ショックのあまり会議後は秘書さんに「ど~しよう。。佐藤さんがいなくて研究室やってけるかなぁ?」と愚痴りまくり、単純作業しか手につきませんでした。専攻秘書さんによれば、本来は大成建設との契約が終わった2年前に異動になるところを無理を言ってとどまっていただいていたそうで、既に系長などによる送別会を催したそうです。環境系全体にとっても、無くてはならない方でした。
今年度最後の出勤日には、お世話になったお礼に行かねばと思います。