土日も営業するスーパーの恐怖

2週連続で週末の外出自粛を呼びかけた東京都では、昨日、新たに143人の感染が確認されました。うち92人と半数以上が、感染経路不明だそうです。
先週末はつくば市でも東京都に近い自粛が呼びかけられ、イーアスつくばは全館臨時休館、ララガーデンつくばスーパーとドラッグストア以外は休館となりました。
市内で開いていたスーパーの対応は、たぶん都内のスーパーも同様だと思いますが、これではスーパーが隠れたクラスターになるんじゃないかと恐怖を感じました。入口は消毒液が置かれているだけで、マスクの有無も発熱の状態もチェックしていません。窓を開けて換気なんて、全くやってません。人混みが普段の土日と変わらないだけでなく、レジも普段通りに並んでました。
つくば市では土日に市営のテニスコートが使用できなくなったのですが、この状態のスーパーで買い物するより、屋外で互い社会的距離を保ってテニスを楽しむ方が、はるかに安全です。
欧米のロックダウンした都市でも食料品を販売するスーパーは開いていますが、テレビのニュースで見る限り入店制限をして、発熱の有無をチェックしていました。入店待ちの人も、社会的距離を保っていました。対応が全然違います。
基本は例の3密を避けることですから、外出自体が悪いことではないはずです。例えば自家用車で人があまり来ない山に行って、念のためマスクをつけてハイキングをして、ひとりでお弁当を食べて自家用車で帰宅した場合、自分が感染する可能性も自分が感染させる可能性も、ほぼゼロです。

一方でスーパーやドラッグストアでのお買い物は安全だからOKなのではなく、食品や医薬品がないと健康を害するからやむを得ずOKにしているだけです。だから営業するからには、万全の対策をする義務が小売店側にもあるはずです(私一人がレジ待ちの列で2m距離を取るなんて、迷惑がられるだけです)。
日本はこういったところで、合理的な判断ができない人が多いような気がします。自営策としては、食料品の買い物もなるべく買いだめして、あまり行かないようにする。行く時には開店直後で、感染者によるウイルスがまだ店内の空気にそれほど無い間にする、くらいでしょうか。