NHK教育番組が増やすマイクロプラスチック

ここ数年で家庭菜園で広まってきたのが、ビニールマルチです。私は原因のひとつとしてNHK教育番組「趣味の園芸 やさいの時間」だと思っています。下記はそのテキストにあった写真です。

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苗の保温や保湿のために地面を覆うのは、ビニールが発明される以前から行われていました。敷き藁はそのひとつですが、抜いた雑草もマルチに使っていました。下記は我が家の草マルチです。

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また拙著「里湖モク採り物語」で紹介した水草採草では、取ってきた水草をそのまま畑にマルチのように敷いていました。堆肥にしていたのは、調べた限りでは琵琶湖だけでした。草マルチは保温・保湿だけでなく、緩効性肥料としても機能しました。
ビニールマルチは劣化するにつれ破れて環境に流出し、マイクロプラスチックとなります。全国でマイクロプラスチックの浮遊状況を調べた下記団体も、今後マイクロプラスチックとして増加する可能性がある製品として、農業用マルチを上げています。

マイクロプラスチック浮遊状況データベース|一般社団法人ピリカ

家庭菜園に関心を寄せる少なからずの方が、農薬漬けではない野菜を食べたいなど、自分や環境の健康に配慮しているはずです。そういう方を対象に、「趣味の園芸 やさいの時間」では、種まきシーンのほぼ全てでビニールマルチを使用するよう指導しています。どうして内部からクレームが出ないのか、不思議です。