再雇用警察官

昨夜、高橋英樹さん主演の刑事ミステリー「再雇用警察官」がスタートしました。

月曜プレミア8 再雇用警察官 高橋英樹主演・新作ミステリー(テレビ東京、2020/5/11 20:00 OA)の番組情報ページ | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)

私にとっての高橋英樹さんは、子供の頃に大好きだったNHK「鞍馬天狗」なんで、刑事物のイメージはちょっと違和感を感じてます。
なので家事の合間にBGMで流してただけなのですが、「人生100年時代に、定年後に別部署で長年の経験を生かして活躍する」というコンセプトは、時代が求めているものなのかな、と思いました。
そういう意味では研究者も、分野によっては長年の経験が武器になります。陸水学もそのひとつで、故・西條八束先生は、「大学で現役だったときは学内の雑務や立場などがあって、思う様に研究できなかったり、発言できないこともあった。定年になってから、本当にしたいことができるようになった。」と言われていました。そのお言葉通り、定年後にアラル海に行ったり、多くの環境改変問題に科学者として提言したり、亡くなった後に最後の論文が出るなど、長年培われた総合力と人脈で、幅広くご活躍でした。

西條八束 - Wikipedia

一方で、アメリカなどのように大学で定年退職させないことにすると、日本のように大学への予算が削減されている状況では、若手の採用ができなくなります。私はあと5年で定年ですが、元気な先輩研究者はきっと打開昨を模索してるに違いないと思っていたら、下記のNPOの存在を知りました。

これはどうみても九大の、定年教員で研究を続けたい人の為の場所作りですね。定年後は好きなことをして生きたいとの希望が多いと思いますが、研究者は研究という仕事そのものが「好きなこと」という人が多いと思いますので、こういった動きは他大学でもこれから出てくるのかもしれませんね。