可愛い顔してるのに

表情も仕草もかわいらしい、スジエビの稚エビ。

f:id:Limnology:20200721233049j:plain

昨日、3日間の馴致を経て、ネオニコチノイド曝露実験第2弾を始めましました。
大きめの水槽2つ用意し、雨水と、雨水に塩を加えた汽水を満たして馴致させてましたが、雨水だけの水槽は明らかに個体数が減っていました。動き回るので正確な数は昨日回収するまで分からなかったのですが、回収してビックリ!
雨水水槽には当初61尾のスジエビを入れました。馴致期間中に9尾死に、実験第2弾で30尾を使い、残っていたのは8尾。なので61-47=14尾が共食いで消えていたのでした。
これに対して汽水水槽には当初64尾いれ、馴致期間中に15尾死に、実験第2弾で30尾使い、残っていたのは13尾。なので共食いで消えたのは64-58=6尾
ただしどちらの水槽でも死んでいたのは小さめの個体だったり頭が無かったりしたので、共食い犠牲の確率大です。もし死亡個体を共食いの犠牲者とすれば、雨水で23尾、汽水で21尾とほぼ同数になり、雨水と汽水で共食い率が変わったのではなく、食べ残しが汽水で多かったのだと思われます。
それにしても60数個体のうち、わずか3日で20数個体を共食いしてしまうのは相当なものです。第2弾の実験中、ネオニコチノイドではなく共食いで死んでしまうかもしれないので、今回はネオニコチノイド濃度をギリギリまで上げてみました。どうなることやら。。。