そしてまた実験

三度目の正直実験を始めました。少しづつ改良されて、最初のセットよりはスッキリした感じがします。

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今回の最大の改良は、エビの隠れ家をいれたことです。ブログを読んだ知人から、「学生がスジエビの共食いを防ぐのに、プラスチックメッシュを筒状に丸めたものを水槽に何本も入れていた。」と教えていただきました。模擬水草は全然利用されなかったのですが穴状なら使うのかもしれないと思い、耐圧チューブをエビの体調程度に切って、エタノールに30秒くらいつけて除菌したものを個体数分いれてみました。

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これでも共食いするようなら曝露実験は諦め、来シーズンに備えて、生活史を把握するための長期飼育に挑戦します。また、そもそもの目的は汽水性だけど淡水にも生息できる節足動物のネオニコチノイド耐性が塩分でどう変わるかを調べることで、エビにこだわる必要は全くないので、肉食でない(=共食いしない)そういった動物がいないか調べ直すことも必須だと思っています(どなたかそういった動物、ご存知でしたら教えてください)。