早くもヒガンバナ開花

一昨日(8月7日)、我が家の庭で実がなるヒガンバナ(近年、中国から輸入されたヒガンバナ)が開花しました。

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このブログの検索欄で「ヒガンバナ」でひくと、いくつか記事が出てきます。2019年は8月25日、2018年は8月22日、それ以前については下記記事でまとめていて、これまでで一番早かったのは8月15日でした。

今年の8月7日は過去最速を1週間以上早める異例の速さです。
そこで昨日、定点観察をしている赤塚公園に行って確認したところ、既に実がついているものもありました。この状態になるには開花から少なくとも1週間はかかるので、今年の開花は、早いもので7月31日以前と考えられます。

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なぜかくも速まったのか、メカニズムは全くわかりませんが、ヒガンバナ以外にも生活史を早めている植物がありました。サクランボです。既に葉が黄色くなり、冬芽がでていました。

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もしやと思い、公園の桜を観察すると、一部の桜の木は葉が黄色くなっていたり、既に葉を落としていたりしていました。

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このような異変が万が一関東や東日本全体に広がっていると、豪雨や台風が無くても、果樹栽培に影響がでてこないか心配です。農家はとかく、これまでうまく行ってきた方法にこだわりがちです。異常気象が常態化してきた現状では、いかに先を予測し、収量を落とさないで収穫できるかを科学的に検討する能力が求められているような気がします。