大手銀行の生き残り

みずほ銀行が紙の通帳に手数料を取ることを発表し、話題になっています。「半沢直樹」の舞台にもなっている大手銀行ですが、近い将来ステイタスが激変しそうです。
以前からネット銀行には通帳はありませんでした。その代わりに利子が高いとか(例えばあおぞら銀行だと普通預金の利子が税引き前0.2%)、振り込み手数料が一定限度まで無料などのメリットがありました。
送金については、ネット銀行以外にも選択肢が増えています。PayPayやLINE Payはよく知られていますが、私はKyashを使っています。

そのKyashからさきほどメールが届き、9月から日本のほぼ全ての銀行口座に送金できるようになるとのことでした。こうした流れでは、手数料がやたら高い銀行や郵貯を利用した送金は、先細りすると思われます。そうなると大手銀行は何をメインに稼ぐことになるのか、興味深いところです。
コロナを機にハンコを無くそうなどの動きが出ても、大企業、大学などは機動的に変革できていません。金融業界でも、大きな軍艦が時代遅れになったような状況になりそうです。

庶民にとっても、幅広く正確な情報を収集して賢くお金を使う・貯めるか否かで、差がつく時代になるのでしょうね。