我が家は築20年。数年前に外壁の塗装をし、昨年は漏水に気づき修理、20年もするといろいろガタがでてきます。
数日前、床暖房優先に設定しているソーラーシステムが、床温度が指定に達してないのに、お湯を暖めるモードに切り替わっていました。これはおかしいと工務店さんに確認してもらったところ、床暖房のポンプが動いていないとのこと。新しいポンプを発注してもらったところへ、昨夜は夜中なのに床暖房に太陽熱を送っていることを示す太陽の絵がパネルに表示されてました。これってポンプが壊れたのではなく、基盤が壊れているからポンプが動かないのでは?と思いました。私は長年質量分析計を使っていますが、ポンプが健全でも基盤が壊れてて動かないことが多々あったので。
そうしたところ、今日は冷却水不足を伝えるアラームが鳴ったのですが、冷却水の水位を見たら十分足りてました。やっぱり基盤がおかしいと思い、工務店さんに来てもらって、ソーラーシステムを作っている会社に状況を伝えてもらうことになりました。
この家は40歳の時に建てて、100歳までは住み続けられるように床の段差や敷居などを排し(例えば引き戸は全て吊り戸です)、脱衣場やトイレなどと他の暖房している部屋との温度差が高齢者の心臓発作を引き起こしやすいので、1階は全て床暖房です。暖房器具を一切使わないことで、火災リスクを減らすこともできます。ガスコンロも当初から、つけっぱなしにすると自動的に消えるタイプです。5年後の定年時にはメンテも兼ねて大幅に改築する予定ですが、その後20年でまたメンテが必要になるとしたら、私は85歳。何か不具合が起こったときに、今のように的確に判断できるだけの知的レベルを維持していないとと、改めて思いました。
それとはやり、先立つものは資金でしょうね。85歳になったときに、その後の15年(100歳まで)を見越して大幅改築できるように、85歳時でもいくばくかは残っているような資産運用にしておかないと、です。私の年金って、食費、光熱費、通信費、最低限の医療費ぐらいで消えてしまうくらいの額ですから。
(追伸)
ポルトガルとパリに家を持ってる友人は、自分の生家のパリのフラットに、昨年亡くなったロンドン在住の母親と息子を毎年呼び寄せ、クリスマス休暇を過ごしてました。足の悪い母親のために公道からフラットまでの階段をエレベーターにしたりと、様々に改築してました。ポルトガルの家は豪邸ですが、街の中心から少し離れた所にあって、車がないと生活できません。「高齢になったらパリの家に住むつもり。」と言っていて、母親が住みやすい家が自分達の老後にも住みやすい家だと思っていたのでしょう。こういった考え方が似ているので、気が合うのかもしれません。