歯周病予防より脳検診

某ワイドショーで、歯周病によって脳内のアミロイドβが増えるとの報告を紹介していました。下記がそのプレスレリースです。

歯周病の専門家が「若い人でも歯周病になる。またアルツハイマーの進行は若いときから始まっていると言われているので、歯周病対策は若くてもやる必要がある。」とコメントしていました。
歯周病対策はしないよりした方がいいと思いますが、アルツハイマーを防ぐという面では、少なくとも40歳代になったらやるべきことは、脳検診だと思います。アルツハイマー病の本当の原因はまだ解明されていませんし、治療薬もありません。ただし進行を抑える薬はあるので、早期発見が最も大切なことです。歯周病対策をしていても、アルツハイマーが進んでいるかどうかは、脳を見ないとわかりません。
私は脳脊髄液減少症なので、経過観察のため3年に一度程度、脳のMRIを撮ってもらっています。私の場合は治療の一環なので脳ドックほど高額ではありませんが、一般の方が脳ドックを受けるとかなり高額です。人生100年時代と言われ、認知症患者が急増しているのに、癌検診などは公的補助があるのに、脳検診には全く無いのは、行政の怠慢だと思います。
多くの人が要望しないと行政も動かないので、このブログをご覧になった方は、脳検診が誰でも安価で受けられる社会になるよう、身近な人に伝えていただければと思います。