初めての蜜蝋精製

9月下旬に採取した巣から5kgのハチミツをゲットして、1ヶ月以上になりました。いろんな仕事に一区切りついたので、今夜は蜜蝋精製に挑戦してみました。蜜を抜いた巣からは蜜蝋を採るのですが、下の写真のように花粉やらゴミやらが混じっているので精製しなければなりません。

f:id:Limnology:20201113205827j:plain

ネットで検索するとアマチュア向けの精製法がいくつか出てきますが、下記が一番簡単そうでした。

他のサイトで、蜜蝋精製に使った道具は、こびりついた蜜蝋でべとべとになって他の用途に使えないとありました。そこで20年前に亡くなった母親が捨てずに残していた物置のガラクタから、使えそうなものを探しました。
下の写真の右端にある平たいブリキのお皿(子供の頃、豆腐屋さんのバイクが家の近くに来たら、このお皿を持って行ってお豆腐をいれてもらってました)に巣を入れて加熱し、巣全体を溶かしました。溶けたものをザル(上部に穴があるのに母が捨てずに残していたもの)で濾過し、白いホーローのボウルで受けました。そのボウルに水を加えて火にかけ、沸騰する前に火を止めました。冷えたら見事、蜜蝋ができました!(左端のヒビ割れて浮いている物体が蜜蝋です)。明日、穴あき靴下を使って精製作業をしようと思います(あくまでお金を掛けないのが大阪人の意地!)。

f:id:Limnology:20201113212119j:plain

ところで、精製しているうちに「蜜蝋はつまるところ油汚れと同じ方法で落とせるかも」と思い、大鍋に水をいれ多めに重曹もいれて、使用したお皿やザルを煮沸したら、ほぼ全ての蜜蝋がとれました。精製中に跳ねた蜜蝋がガスコンロにへばりついていたのも、重曹水をかけて拭いたらとれました。ちょっとした家庭内実験ですが、仮説が当たるのは楽しいです。。。