家庭園芸の醍醐味、バラバラ植え

私は普段から、同じ種類の苗を庭の様々なところに植えるようにしています。それにより病虫害による全滅を避けるとともに、収穫時期をずらせる利点があります。
下の写真は8月下旬に一番日当たりのよいところに植えたブロッコリーで、同じ区画に8本植えました。ここでは11月18日に初収穫し(中心のが収穫された株)、あと2週間以内に全てが収穫となります。葉にあいている穴は、鳥がつついた跡です。

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今年は16本苗を買って、残り8本は庭の様々な所に植えました。日当たりがやや悪いところ、さらに悪いところ、夏の間はほとんど日陰になっていたところの3ヶ所です。下の写真は、「さらに日当たりの悪いところ」のです。12月末くらいに食べ頃になりそうな感じで育っています。息子の帰省時に収穫します。こちらも、葉が鳥につつかれています。

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下の写真は、キーウイ棚の下に植えたものです。つい最近までキーウイの葉でおおわれていたため鳥が見過ごしたようで、葉はほとんどつつかれていません。キーウイが落葉したこれからは日当たりがよくなるので、2~3月に食べ頃になるのではと思っています。

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キーウイ棚の下は畑とは全く異なるので、作物の意外な一面が見えたりします。たとえば春菊を植えていて、他のところのは早々にトウダチしてぼうぼうになってしまって抜いたのですが、キーウイ棚のは5月には日陰になっていたせいか、花はついたもののコンパクトな姿だったので放置していたら、10月末から食べ頃の葉が次々伸びてきました。春菊を多年草的に利用できる可能性が見えてきました。
家庭菜園は、科学の研究と同じで、基本を間違えなければ(たとえばアルカリ性土壌でないと育たないのに酸性土のままにするとか)、自由な発想でいろいろ試してみると楽しいと思います。