本棚の整理をしていて、下記の表紙にハッとしました。
4月に亡くなった岡江久美子さんです。この雑誌が出た2013年当時の私は血圧が上昇していて、原因は血管ではないかと思って購入したのでした。
この雑誌で岡江さんは、「父と叔母が血管関連の病気で亡くなっていることもあり、血管をしなやかに保ちたいという意識はすごく強いです。食事では、血管を強くする成分を含むタマネギや酢の物などを積極的にとっています。」と特集でコメントしていました。また見開きインタビューでは、米ぬかをヨーグルトに入れたり炭酸水に入れて飲んでいると話していました。しかし「ガンを防ぐために〇〇をしています。」というコメントはどこにもありませんでした。
岡江さんが亡くなったときに所属事務所は、彼女が2019年末に初期の乳がん手術を受け、1月末から2月半ばまで放射線治療を受けていたことから、免疫力が低下し重症化した可能性があるとの見解を示しました。岡江さんは用心していた血管性の病気ではなくガンになってしまい、不運なことにコロナが重なって、この雑誌が出てわずか7年で亡くなったのです。
彼女が飲んでいた米ぬかにしても野菜スープにしても、無農薬でなければ少しづつ多種多様な農薬を摂取していたことになります。日本で流通している農薬の中には、欧米では健康への影響を考慮して失効にしたものもあります。
また彼女は世田谷区出身とあり、上流で排出された下水が流入している河川水を水源とする水道水を、生涯飲み続けていた可能性もあります。
日本人は健康に気を遣う人が多いのに、ガンを発症させるかもしれない化学物質汚染にはほとんど用心しないのが本当に不思議です。とても当時の年齢(47歳)に見えない若々しい岡井さんの笑顔を見て、やるせなくなりました。