夢のランニングウオッチ

2019年5月5日記事で、某研究室の被験者として、身体にモーションキャプチャ用のマーカーとセンサーをつけて、30m程度の走路を指定したペースで4本走る実験に参加した体験をご報告しました。

この実験の待ち時間に、暇だったので近くにいた若い男性に「筑波大の学生さんですか?」と話しかけ、大阪のオバサンの習性でいろいろ話しているうちに、CASIOの社員さんと判明しました。
「ということは、ランニングウオッチの開発ですか?それは嬉しい!私G-SHOCKのファンで、今つけてるので6つか7つめなんですけど、ランニングウオッチはカシオさん出して無くて、泣く泣くGarmin使ってるんですけど、これがまた使いにくくて、使いにくくて。。。」てな感じで会話し続けてました。企業秘密なのでいつどんなのが出るかは言えないとのことでしたが、ランニングウオッチを開発していること自体は否定していませんでした。
そして昨日、期待をはるかに超える製品が発表されました!!!

アシックスと共同で、ジョギング中のフォームを記録できるウオッチを発表したのです。考えてみれば、私が参加した実験がまさにジョギングフォームの可視化で、単に距離や高低差を記録するだけなら、こんな実験にカシオが参加する必要はありません。分析力まだまだやなぁと反省するとともに、さすがカシオ!と嬉しくなりました。
実は私はアシックスも好きで、ジョギングシューズは足の形からミズノにしていますが、その他の靴はアシックスウオークで揃えています。
好きな企業がコラボして、あったらいいなぁと思っていた製品を作ってくれて、かつその開発段階の実験に関われたのは本当に嬉しいです!
それにしても実験からわずか2年足らずで、こんな斬新な製品が作れるって、すごいですね。私は自然観察から人間がどう暮らしていくべきかの指針を立てることを目標に研究していますが、こういった物作りも楽しそうです。どう暮らしていくべきかをどう実現するかの物作りも、余力があればコツコツ取り組みたいなと思いました。人生100年時代ですから。