日本のワクチン接種率はダントツに低い!

菅総理が来月の訪米に備え、ワクチンを接種したと報道されていました。

昨年夏に予定していた五大湖での現地調査が中止になり、今年こそはと渡米条件を時々確認していて、ワクチン接種が必要との規制はなかったので、「アレ?」と思いました。念のため再度、外務省のサイトで確認したところ、「米国への入国(空路)に際しては、米国行きフライト出発前3日以内に取得した新型コロナウイルス陰性証明書が必要」としか書かれていませんでした。菅総理のワクチン接種は、アメリカ渡航に必要という観点ではなく、ご高齢なので日本より感染者が多いアメリカでの感染を防ぐため、という意味だったのでしょう。
ただし、アメリカは人口100人あたりワクチン累計接種回数が本日時点で32.3と世界で4番目に多いのに対し、日本は0.2しかありません。インドネシアの2.0の10分の1、韓国の1.1の5分の1と、アジアでも非常に少ない方です。そのうちアメリカで「渡米前にワクチンを接種しておくこと」との規制が出されたら、今年の夏も調査できなくなってしまいそうです。

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お隣の韓国はPCR検査数も日本より各段に多く、その上にワクチン接種も日本より多いのに、いったい日本はどうしてこんなことになっているのでしょうね。

図は下記サイトからコピペしました。

チャートで見るコロナワクチン 世界の接種状況は:日本経済新聞

(追伸)

恐れていた通り、海外でワクチンパスポートの動きが出てきました。河野大臣は「「国際的にワクチンパスポートが必要という状況になれば日本も検討せざるを得ない」との考えを示したそうですが、検討以前に日本での接種率を上げないと、日本人だけ海外に行けないことになってしまいませんか?