茨城県では2つの水域でハスが消滅しました。原因としてひとつの水域を長らく観察してこられた方は、一昨年に水位低下によってアメリカザリガニを捕食するオオクチバスが激減し、大増殖したアメリカザリガニはハスの芽を食い尽くしたからだと考えています。
そこで実験で確認しようと、ザリガニが入れないようにネットをかけたプランターとかけないプランターを2つずつ用意し、農家さんから提供いただいた食用レンコンを植えて4月29日に設置しました。
5月4日に見に行ったときは、ネットがない方は芽が1本づつでていましたが、ネットをかけた方はまだでした。
ところが今日行ってみると、ネットをかけていない方の芽が消えていました。詳しく観察しようとプランターを持ち上げると、アメリカザリガニが2尾いて、1尾は素早く逃げたのですが、もう1尾は怒って威嚇してました。
ネットをかけているプランターは、1つで芽が出ていました。
ネットには獲物にまでたどりつけず恨めし顔(?)のアメリカザリガニがいました。
この水域での犯人は、アメリカザリガニである可能性が高まりました。
もうしばらく観察を継続し、ネットで保護されたプランターのどちらもハスの芽が順調に出て、ネットが無い方は全く出てこないか観察を続けます。