暑さ対策巣箱

お昼にミツバチの様子を見に行ったら、かなりの数が付近を飛び回っていました。きっと巣箱が暑くて入りたくないのだろうと、巣門がある扉の釘を外して開けようとしたのですが動きません。おかしいと思って全力をこめたらまっぷたつになりました。それもそのはず、本来は巣が落ちるのを防止するために下から2段目以上の巣箱に通す十文字の棒が、巣門の扉につながっていたのです(下の写真の矢印)。どうも師匠の講習会で作った人がミスったようです。

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仕方ないので、暑さ対策もかねてトレーを切り抜いてスズメバチが入れない大きさのネットをかけ、それを画鋲で巣箱につけました。万が一また冷え込んだときのために、切り抜いた部分をはめ込めるようにしてみました。いかにも私らしい安直な対処ですが、これでうまくいけばラッキー!

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巣の中を見ると、巣門がある箱の一つ上の箱のかなり下まで巣が伸びていて、ミツバチ密度はかなり高い状態でした。巣箱にいたくなかったわけです。

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この調子でミツバチが増えるとまもなく巣門がある最下部に届きますので、その時には欠陥がある最下部の代わりに巣門がない普通の巣箱を継ぎ足して、最下部に新しい巣門つきの巣箱をつけようと思います。せっかくなので、内見(=巣箱の中を観察すること)しやすく、かつ暑さ対策も寒さ対策もしやすく、女王蜂が逃げにくい構造の巣門つき巣箱を作りたいと思います(技術が追いつくかはさておき)。