ネオニコチノイドの人への影響、YouTubeで見れます

11月6日に放映されたTBS報道特集「ネオニコ系農薬 人への影響は?」がYouTubeで見られるようになりました。

既に1万回以上の視聴と表示されています。うち100件コメントがあり、2件は私の論文に関する内容でした。コメントの概要と回答を記しました。

1993年にネオニコ系が使われ始めてすぐにウナギが激減?何のタイムラグもなくてウナギは即死状態?
→ ネオニコチノイド系殺虫剤は魚毒性は低いです(なので即死はしていません)。ネオニコチノイドはウナギの餌であるエビなどを含む節足動物に致死的です。宍道湖のウナギはネオニコチノイドが使用されてエビなどの節足動物が激減した宍道湖を離れ、餌がより豊富な中海や沿岸域に移動した可能性があると考えています。

全国的にショアから釣れるはずの魚が激減してるのもネオニコチノイドが原因?
→ その可能性はあると思っています。11月13日記事でご紹介したように、瀬戸内海の河口では水生動物が減少する可能性がある濃度に達しています。餌が減ることで魚が減っている可能性があります。

また、私へではなくTBSに対して「代替案も紹介すべきだった。」とのコメントがありました。拙著では代替案についても最新の研究などから紹介しています。Amazonで一部試読できますので、是非一度ご覧になってください。