ニホンミツバチの越冬対策

週末はまた一段と冷え込むそうです。
うちのミツバチは気温が10℃以上あれば出てきて働いているのでまだ巣箱の保温対策をしてないのですが、中にいれているメントールが低温で揮発しにくくなります。
メントールはアカリンダニという外来ダニの感染を予防するために入れています。ニホンミツバチの気管で増殖し、これにやられるとまず死にます。
ネットで調べたところ、冬は電池式ベープで送風することで揮発させるとよいとありました。ドラッグストアで唯一売っていたのが下記でした。1日8時間使用で150日間もつということは、つけっぱなしでも50日もちます。これは便利。

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中身のうち、左の容器の下側にファンがあります。右の上が電池パック、下には殺虫剤が入ってましたが、枠を鋏で切り取り、お茶パックにメントール20gをいれたものに入れ替えました。左の容器に右のパックを詰めてセット完了。

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上にあるボタンを押してオンにし、巣箱にセットしました。

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ニホンミツバチはつくばあたりだと11月から女王蜂の産卵が減って数が減り始め、1月には産卵がストップし、蜂達は集まって体温低下を防ぎます。この時点でアカリンダニによって数が減りすぎていると凍死してしまうので、保温対策が必要になります。昨年はメントールで対策しなかったところ、12月末くらいに外に出てきてそのまま落っこちて死ぬ個体が増え、1月中旬には個体数が減少しすぎて凍死しました。今年こそは無事越冬できるよう、寒さ対策もしっかりしようと思います。
柴犬や蛙と比べてミツバチは全然世話いらずなのですが、越冬は鬼門です。。。