捕食者だけ駆除しても。。。

ウシガエルは食用にするために、アメリカから日本に持ち込まれました。戦前には食用として利用されているアメリカに輸出するほど養殖されていたそうです。その餌として持ち込まれたのがアメリカザリガニです。
アメリカザリガニもウシガエルも、今では日本各地の湿地に生息しています。特にアメリカザリガニは水草を食べ尽くすなど、在来生態系への悪影響が深刻なのですが「特定外来生物に指定すると飼育個体の大量遺棄などの弊害が懸念される」ため、特定外来生物への指定は見送られているそうです。

アメリカザリガニ | 日本の外来種対策 | 外来生物法

アメリカザリガニはオオクチバスやブルーギルが捕食しますが、特定外来生物に指定されて積極的に駆除が進んでいます。駆除が進んだ水域では、アメリカザリガニが爆発的に増えることが知られています(生態学でメソプレデター・リリースと呼ぶ現象です)。
ウシガエルも特定外来生物に指定されていますが、魚と違って陸上にも逃げ出せるので、池干しなどで駆除することは難しいようです。
ところでウシガエルはアメリカザリガニを食べるハズなのに、ウシガエルのオタマジャクシがうようよいて、夜にはあの独特な声が響いてくる水路や田んぼに、アメリカザリガニもウジャウジャいます。もしかしたら日本につれてこられたウシガエルは、ザリガニを食べてないんじゃないか?そう思っていたところ、本当に食べていない例がありました。なぜでしょう?
しかもウシガエルのオタマジャクシは、水草も食べてしまうそうです。

ウシガエル

ウシガエルもバスやギルほど駆除せず、アメリカザリガニに至っては野放し状態で、どうやって在来水草を保全するつもりなのか、首をかしげてしまいます。実際、自宅近くにある宍塚大池では、水位低下でバスやギルが大幅に減少した翌年の2020年にハスが消えました。今年も消えたままです。。。

《宍塚の里山》66 アメリカザリガニが大発生! | NEWSつくば