家電量販店は生き残れる?

自宅近所にはかつて「つくば電気街」があって、家電量販店が集結していました。

昨年、最後まで残っていたコジマが閉店し、自宅から一番近い家電量販店は4km先になってしまいました。
息子は以前から「電気屋よりネットの方が確実に安いから、電気屋なんていらない。」と言ってましたが、「そうとは限らないよ。最後の売れ残りが破格ということもあるし、故障だと思って持って行ったら、ちょっとした操作ミスだったこともあったし。」と私。機械音痴の私にとって、電気屋さんは身近にあってほしい存在です。
ただし価格の点では息子の指摘はおそらく正しく、品揃えという点からもネットショップとは勝負にならないかもしれません。
昨年、落雷のたびにデスクトップが落ちたので用心した方がよいかと、電気設備の安全点検のときに対策を尋ねました。ネットで書かれていたように、落雷用のタップを勧められました。ネットで最大サージ電圧60000Vのを見つけ、送料込みでいくらになるか確認してから4km離れた量販店へ。店頭には15000V のしかなく、かつ送料がかからないのに、ネットで見つけた60000Vのよりも高額でした。リアル店舗はスペースに限りがある上に場所代・人件費がかかるので、構造的にネットショップより不利なのでしょう。
野菜や果物など今はお店で品定めして購入しているものも、近い将来、3D画像でひとつひとつネット上で物色して、クレーンゲームみたいな感じでカゴにいれ、ドローンで配達してもらうネットショップが実店舗にとって代わるのかもしれません。それって便利なのでしょうけど、店員さんとの会話も楽しんでいる大阪人の私には、ちょっと寂しい光景です。