ツヤハダゴマダラカミキリ

見なれないタイトルのメールが研究科一斉メールで届きました。
「【環境安全】ツヤハダゴマダラカミキリの発生状況に関する情報提供について」
毒をもったカミキリ虫かしからと思ったのですが、さにあらず。日本ではまだ8県からしか確認されていない外来種ですが、侵入された諸外国では多くの樹木が枯れる被害が広がっているそうです。それで林野庁から環境省に注意喚起と情報提供の依頼を出し、環境省が文科省に情報提供依頼を出し、文科省から教育委員会、大学、高校、専門学校、宗教法人など管轄全てに情報提供依頼を出していたのでした(それぞれの依頼文書が研究科から届いたリンクに格納されていました)。
産総研から大学に異動して15年になりますが、「この虫を見つけたら通報!」との一斉メールは初めて見たように思います。海外ではよほど深刻な被害を出しているのでしょうか。
うちの庭にも被害に遭いそうな果樹が多いので、要注意です。茨城県は存在が確認されている8県のうちのひとつですが、よりによって見つかったのは、つくば市のカツラの街路樹でした。ネットで検索したところ、どうやら研究学園駅前の街路樹で、2018年に発生が確認されたようです。自宅からは少し距離がありますが、4年も経っているので近くまで達しているかもしれません。日本では宮城から山口までで発見されているので、この冬の厳しい寒さも平気そうです。厄介なことです(ついでに和名も、もう少し短ければ。。。)。

 

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https://agresearchmag.ars.usda.gov/2000/jun/asian