BGMで「ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?」を流して食器洗いをしていたら、長野県のアンテナショップの商品が紹介されていました。長野県は生産量も養蜂家数も日本一を誇っているとアナウンスされ、ニホンミツバチを飼っているので気になって手をとめて見ていたら、「常識は非常識」を地で行く紹介をしていました。
曰く、ニホンミツバチは非常に数が少なく(いや、もともと日本に住んでいるハチだし、西洋ミツバチと違っていろんな所から蜜を集めてくるので、シロウトが飼っているのもニホンミツバチの方でしょう?)、その上、2年に1度しか蜜がとれないので、ニホンミツバチの蜂蜜は大変貴重なんだそうです。うちでは年10kg採れますけど。。。
たとえば「養蜂大全」という本に長野県諏訪市を例にしたニホンミツバチの飼育暦が137ページに載っていて、「貯蜜が充実する時期」が年2回ありますから、そのどちらかとしても年1回、うまくすれば年2回、採蜜できます。その本の中でも「採蜜の基本は年1回」とあって、「2年に1回」とは書いてません。
2年に1回の採蜜だと、巣箱の維持もかなり特殊な工夫が必要になるので、ごくわずかに「2年に1回」しか採蜜していない養蜂家がいるとしてもそれは「常識」ではありません。
バラエディ番組が提供する情報って、こういうものなのですね。