子離れ困難

息子は突然変異としか思えないくらい私と違っていて、すごく手先が器用で家事万端こなせます。工学のセンスもあって、中学生の時にはデスクトップPCを作ってもらいました。これは便利!と息子が幼少の頃から家事のかなりを任せていて、大学進学で息子がいなくなった時は、大掃除でどうすればよいか分からずパニックになりました。
魚をさばくのも父か息子にお願いしていました。かつてサンマが安かったときは父が大量に買ってきて、息子が瞬く間に刺身やつみれ、酢漬けにしてくれました。そんな息子は娘に「お前も手伝って上達しないと、お母さんみたいになるぞ!」と言ってました。
その息子は今回の帰省中まずコンロが点火しない原因は汚れの付着と見抜き、綺麗に掃除してくれました。私は原因が全く分からずライターで点火してました(そもそもコンロの着火部は汚れるものだと知りませんでした)。
また以前からオン・オフがしづらくなっていた扇風機のスイッチを直してくれました。これも汚れが原因とのことでした。
私が「『入』と『切』の押し具合が微妙になったのかな?」とか言ったので、「『入』と『切』は同じスイッチで、何度押すかだけの違い。」と解説してくれました。下の写真のようなスイッチなので、左側に押せば「入」、右が「切」と思い込んでました。

息子が家を出てからもう10年以上になるのに、まだまだ子離れできそうにありません。長男が家を継いでいた昔なら安心して老いることができたのにと、ちょっと残念です(息子に頼っていた分を自分でできるように頑張ることで、ボケ防止になるのかもしれませんが)。