ボケる前の家族信託

人生100年時代、老後の資金を貯めるのは重要ですが、認知症などで判断能力が低下したときには、それだけではダメです。自分が財産を管理できなくなっても大丈夫なように判断能力がある間から、いざというときに財産を管理してもらえるようにしておかねばなりません。
そう思って父親の判断能力がある間に公証役場で「委任契約及び任意後見並びに死後事務委任契約公正証書」を作っていただきました。判断能力があることを示すために、かかりつけ医師に診断書を作っていただき持参しました。
ところがこの書類があっても、私が代理になって父の証券会社口座で買い付け指示などの運用はできないことが分かりました。
どうすればよかったのかなぁと思っていたところ、「家族信託」という制度があることをネット情報で発見しました。これだと運用をお願いした方が資産活用もできるそうです。下記書籍で解説されているそうなので、近いうちに読んでみようと思います(父の資産には間に合わないので、私がボケた時のために)。

父が認知症と初めて診断されてから11年になります。いろいろ大変なこともありますが、自分が認知症になったときのために何をしておけばよいのかいろいろ考えざるを得ないので、ありがたいことだとも思います。

 

世界一やさしい家族信託

世界一やさしい家族信託

  • 作者:山田 愼一
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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