これも編集担当さんのおかげ。。。

私が書いた本は、自分では一般の方にも分かるように書いたつもりなのに、「やっぱり理系だよねぇ。」(いや、私はもともと文科III類ですが ^^))、「文章が難しい。」とか悪評ばかり聞こえて来ました。ところが最新著の「魚はなぜ減った?見えない真犯人を追う」は2刷になるほど売れました。知り合いからも「分かりやすい!」と好評で、Amazonにも「この手の本で感動するとは思いませんでした。」との、私の本に対する評価とは信じられないようなレビューが投稿されていました。
種を明かせば、編集担当の方が「こういった筋で、○回で書いて下さい。」「次回は今回を受けて、こういった感じの出だしにしてください。」と指導してくださっただけでなく、鬼のようなダメ出しもいただいた結果が本書なんです。
そして本日、「ネオニコチノイド系殺虫剤が環境に与える危険性について、これほど分かりやすい本はない。」と既に20冊くらい著者割で買って頂いていた方から、「あと10冊」との依頼があり出版社にお願いしたところ、「会社にはもう在庫ありません。Amazonならまだあるようです。」との回答。3刷を出すかどうかは、すぐには決まらないそうです。
それでAmazonを見たら、ここでも残りはあと12冊!
この本、私史上最初で最後の、「一般の方にも分かりやすくよく売れた本」になるような気がします。
この本の元となった英語論文は特に欧米の研究者に広く読まれていて、最近邦訳が出た下記の本でも紹介されていました。