活断層でずれても壊れないトンネルなんて無い

長野県の環境影響評価に関わっていたとき、一番唖然としたのが諏訪バイパストンネルでした。今後30年以内に地震発生時に6mずれる危険性が10%近くある活断層が走っている場所に、「安全なトンネルを造る」と主張していたのです。
私はこの案件の当初から「6mずれても壊れないトンネルを造れるのか?」とただし続けたのですが、国交省はのらりくらりと言い逃れていました。
ところが住民説明会資料で「某文献に基づいて」と書いてしまったことから、その文献には地震で地層がずれても壊れない工法など書かれないことを指摘、最後の審議で、現段階ではそんなトンネルを造れないことを認めさせました(下記リンクのPDFの34頁からの私の発言あたりです)。

https://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/kurashi/kankyo/ekyohyoka/hyoka/tetsuzukichu/kaisai/jokyo/r3/documents/gi20220217.pdf

リニア新幹線のトンネルも、活断層が動いたらアウトだろうなと思ってたら、下記のサイトを見つけました。

10月16日には、リニアと外環道のトンネルの問題点を紹介するZoom講演もあるようです。

http://www.takagifund.org/activity/2022/20221016forum.html#002