アカリンダニ

寒くなったのでニホンミツバチの巣箱に防寒対策をしました。古い毛布をまきつけ、その上に雨対策として段ボールをまきました。

これで暖かく冬を越してくれると思いきや、2箱あるうちの1箱の周辺で点々と死骸が落ちていました。

もしやアカリンダニにやられたのではと今日の夕方観察したところ、数匹が次々とでてきては地面を歩いていました。アカリンダニの可能性が高くなりました。
アカリンダニは2010年に日本で初めて確認された、ミツバチに寄生するダニです。2022年現在、ほぼ日本中に広まっていると考えられています。
アカリンダニはミツバチの気管に住み着き、多いときには1本の気管に70尾もいるそうです。

1. 基礎知識 | savebeeproject

寄生されたミツバチは越冬期に徘徊して死亡、数が少なくなると群として温度を維持することが難しくなり全滅します。

2. 症状 | savebeeproject

昨年飼っていた1群は残った少数が巣の上の方でかたまって全滅していました。今年は4段ある巣箱の最下部まで巣が伸びているので、数が減っても凍死しないよう祈るばかりです。
対策としてメントールが効果的とされています。

実は現時点で無事な群は天井にメントールをいれて効果を試していました。ある・なし1例づつしかないので統計的有意とは言えませんが、効果を検証した論文もあるので、来年はゲットできた群すべてにメントールをいれます!

アカリンダニに感染したかを顕微鏡で観察する方法が下記で解説されています。

3. 検出方法 | savebeeproject

メントールの設置方法は下記がわかりやすいです。

6. 対策 | savebeeproject