専門家も官庁も信用しない方がよい

2月26日の葛西臨海水族園での講演で使うパワポを、本日、水族園に送りました。

「魚はなぜ減った?」という主題のもと、ネオニコチノイド系殺虫剤と温暖化の影響を解説します。
また、それらに対して行政や専門家と称する人達が、どのような反応・対応をしているのかも解説します。
たとえば湖沼の温暖化対策として環境省は「気候変動による湖沼の水環境への影響評価・適応策検討に係る手引き」を公表して、「水温上昇の抑制」として水生植物帯を湖沼全体に施すと解釈される表を掲載しています。抽水植物は湖岸という線でしか生えませんし、沈水植物は水面下で育ちますから、遮光効果は限定的です。そうなると水面をおおう浮葉植物を湖沼全体に増やせということでしょうか?
かつて環境省は「アサザやヨシ植栽で水質浄化」といった手引きを出していました。またかョと思いました。
「お住まいの地域を総合的・継続的に観察し、合理的な保全策を検討できるのは、現場で総合的に観察し、かつその結果を合理的に解析できる能力をもっている住民だけ。」と解説する予定です。