バタフライエフェクト

NHK総合では「映像の世紀」の新シリーズを「バタフライエフェクト」と名付けています。サイトでは次のように説明しています。
「蝶の羽ばたきのような、ひとりひとりのささやかな営みが、いかに連鎖し、世界を動かしていくのか?世界各国から収集した貴重なアーカイブス映像をもとに、人類の歴史に秘められた壮大なバタフライエフェクトの世界をお届けする。」

「バタフライエフェクト」についてこの説明では分かりにくかったのでネット検索したところ、下記が分かりやすかったです。

バタフライ効果|グロービス経営大学院 創造と変革のMBA

「蝶の羽ばたきは、将来そこから離れた場所で竜巻を引き起こすかもしれない。天候を決定づける要素は複雑に絡み合っているため、どれだけ計測精度を上げても天候を正しく予測するのは難しい。」との気象学者の講演に由来するそうです。
気象という数値解析が容易そうな事象でさえもこういうことが起こります。ましてや生態系、特に土壌という、どういうバクテリアがいるのかほとんど分かっていない場に依存する農地生態系を「理論に合わせて構築する」という考え方があるようでビックリしました。

極く限られたタイプの作物だけ粗放的に育てて数年間多少収穫できたとしても、そういったことを「生態系を構築する」と表現すること自体、私が考える「生態系」とはかなり異なっていそうです。