昔は田んぼに有機水銀をまいていた

このブログの検索ツールで「水道水」で検索すると、ネオニコチノイドが水道水に混入していると何度か書いています。夏には全国の水田でまかれるので当然と言えば当然ですが、日本人の多くが水田にまからた農薬が水道水に混入する事実を全く想像していません。
さらには、もし危険だったらすぐに規制されると楽観している日本人がほとんどだと思います。
たとえば、1973年までは殺虫剤として有機水銀が水田にまかれていました。

「水俣病の原因は有機水銀であることがほぼ確定した」と熊本大学の研究者が発表したのが1959年。厚生省(当時)がメチル水銀化合物が原因と認めたのはそれから9年も経った1968年ですが、その後5年も経ってようやく有機水銀殺虫剤が禁止になりました。
ネオニコチノイド系殺虫剤もあと20年もしないうちに、「ど~してそんな危険なものを、諸外国が規制する中、水田でまいたのだろう?」と子孫が首をかしげるのではないかと思います。。