Perplexity AIに
「List the international peer-reviewed papers on Minamata disease」と水俣病に関する国際誌論文があるか尋ねると、文献リストを提示してくれます。
「杉並病」でググると一部「原因はプラスチック」と出ますが、原因とモクされる施設はプラスチック処理施設ではなく、不燃ゴミ圧縮処理施設です。
その「杉並病」について
「List the international peer-reviewed papers on Suginami disease」
と国際誌論文があるかPerplexity AIに尋ねたところ、
「There are no search results that provide a list of international peer-reviewed papers on Suginami disease.」
と回答しました。平行してWeb of Scienceでも検索しましたが、国際誌論文はありませんでした。
さらに、
「List the peer-reviewed international papers on the effect of plastic compression to human」
と、プラスチックを圧縮することでヒトへの影響があるとした国際誌論文があるかと尋ねたところ、
「None of the provided search results contain a list of peer-reviewed international papers on the effect of plastic compression to human.」
との回答でした。プラスチックを圧縮するだけで健康被害があったとの報告は、これまで調べたところ寝屋川病だけです。日本を含む世界の多くの地域で圧縮施設はあるのに、です。
杉並病が旧産総研跡地施設で発生したこと、また廃プラスチック圧縮により発生したと住民が主張する寝屋川病の寝屋川は私の実家があったところなので、専門外ですが調べてきました。杉並や寝屋川の処理施設から排出された気体が原因であることは間違いないと思います。
しかしそれが「プラスチック圧縮により発生した」とは、現時点では言えないと思っています。たとえば寝屋川の圧縮処理施設が、装置洗浄時に想像を絶する溶媒を使ったなどの可能性もあり得ると思います。
杉並病の原因が廃プラスチック圧縮というのは、かなりの部分、思い込みだと考えています（和文誌にも国際誌にも論文はありません。論文にできるだけのエビデンスが無かったか、その考察ができる方がいなかったことになります）。
寝屋川病関係者はこの杉並病を参考に、活動を開始していました。その過程で思い込みが混ざった可能性があるのではと思います。
