蛾と蝶に異変

5月もあと数日の現時点で、うちの庭には蝶・蛾の幼虫(=害虫)がまだ来ません。
いわゆるアオムシ(=モンシロチョウなどアブラナ科を食害する蝶の幼虫)はわずかに発生しましたが、アゲハチョウの幼虫や蛾の幼虫が現時点まで全く来ないのです。
例年だとキアゲハの幼虫にたかられるクチナシ(上)や温州ミカン(下)が、全く無傷です。

連休の茶摘みシーズンに大発生するかしないかでやきもきしていたチャドクガはチャノキ、ツバキに大発生していたのですが、まだこの通り(上がチャノキ、下がツバキ)。

そして例年ならアメリカシロヒトリの幼虫にたかられるバラ科果樹も全く無傷(写真はプラムです)。

庭で飼育しているニホンミツバチは元気なので、誰かが忍び込んで殺虫剤をまいた可能性は極めて低いと思います。またカメムシは全く来ないのですが、ウリハムシは例年以上に多く、昨年までは見たことが無かった黒くてウリハムシより小さい甲虫もウリ科の若葉にたかっています(近づくとすぐに逃げるので、ことごとく撮影失敗)。ですので蛾や蝶の仲間だけが、自宅とその周辺環境で減っているのではないかと思います。これほどまでイモムシ・ケムシが来ないと、本来なら来ない方がよい害虫とは言え心配になってきました。
ちなみに下の写真は2022年4月中旬に撮影したものです。既に害虫にたかられていたことが分かります(害虫とは言え「カワイイ!」と思って、たまたま撮ってました)。5月はビニール袋を手袋代わりに、ひたすらテデトール(手でイモムシ・ケムシつぶし)していたものですが。。