つくば市では昨一昨年あたりから年に数回、希望者にダンボールコンポスト一式を配布しています。
初回はそうではなかったのですが、2度目から資材がピートモスになりました。ピートモスは酸性なので(pHは4前後と袋に記されてます)、できた堆肥も酸性で、あまり多くは使用できません。仕方ないので私は苦土石灰を混ぜてしばらく放置し、pHを測った上で使っています。
今日の配布会で市役所の方から「ダンボールコンポスト普及会の方が来られているので、ご質問などあればどうぞ。」と言われました。その方に「できた堆肥はどれくらいお使いですか?」と尋ねたところ、用土の5分の2ほど混ぜているとのこと。
「そんなに混ぜたらpHが低すぎて植物が傷みませんか?」と聞いたら、「肥料効果は化学肥料ほどでないが、それが植物にはよいのです。」と何かズレた回答。何度かやりとりしていてようやく、その団体はピートモスではなく、資材として籾殻を使用していることが分かりました。
「つくば市が配布しているのはピートモスですから、かなりの酸性になりますよ。」
「私たちは籾殻でと言っていました。つくば市に、どうしてピートモスになったのか確認しておきます。」
その会話を聞いていた方が後で私に声をかけてきて、「普通の土を使った方がずっと植物が元気で、堆肥化が下手だったのかと思ってました。そういうことだったんですね。」
できた堆肥がかなりの酸性と気づかずに使って植物を弱らせてしまった方は、かなりいるかもしれません。ご注意ください。