冬から育てていた葉物が薹立ちし、夏野菜がまだポチポチしか実らない今頃が、無農薬、無施設(温室とかマルチとか)栽培で野菜が不足する時期です。
昨年、挿し芽で育てたミニトマトによりトマトは確保でき、オカワカメも収穫できるのですが、ナス、シシトウ、キュウリはまだ十分には収穫できず、ゴーヤ、オクラ、クウシンサイはあと2週間は収穫不能。
そういったときに、故・小寺とき様から教えていただいたのが、「食べられる雑草」を活用すること。とき様が教えてくださったのはアカザですが、自宅の土は数年前からアカザが雑草として生えない状態になってしまったので、独自に開発したのが下記です。
ドクダミ:日本ではドクダミ茶として利用されていますが、ベトナムでは食材です。
スベリヒユ:アカザは全く生えないのですが、スベリヒユはぽつぽつ生えてくれるので、適当な鉢に適当に余った土を入れて、花壇から抜いたスベリヒユを植えて食材として増えてもらっています。山形や沖縄では昔から食べられていたそうです。
ツユクサ:うちの庭だと日陰になっているところでドクダミを抜いておくと、頑張って出てくれる草です。私はおひたしにしていますが、生でもおいしいそうです。
おひたしにする理由は、カボチャの脇芽がこの時期、毎朝摘んでいて、これはおひたしになるので(釜山ではカボチャの若い葉をゆでて刺身をまいて食べてます)、おひたしのボリューム稼ぎにしています。
こういったことは7月にはしたくてもできないほど夏野菜が採れるので、今の時期だけのちょっとしたサバイバルゲームです。
(追伸)
子供の頃に住んでいた大阪では、三重県の農民出身の父がスカンポやイタドリが食べられる大型雑草と教えてくれました。いま住んでいるつくばではスカンポをたまに見る程度で、イタドリはほとんど見ません。ウィキペディアではスカンポはイタドリの別名としています。同じ時期に父が教えてくれたスカンポとイタドリは全く違う植物だったので、父が伝承した名前と公式名とは異なっていたようです。父が教えてくれたイタドリは何だったのか。。