2026年3月の定年を控え、大学で所有しているものの廃棄や譲渡を進めています。
1982年から数年間、汽水湖の底生動物をテーマに研究していた頃の、宍道湖を中心とした汽水湖の底生動物のホルマリンサンプルの多くが、希望者がいなかったので廃棄することにしました。宍道湖の多毛類を同定して学名タグを入れたエタノール標本は地元の博物館に引き取っていただけたのですが、当時の宍道湖のシジミや甑島汽水湖群の底生動物などは廃棄になります。
動物の分類が専門の方の標本であっても、定年時や亡くなられた時に引き取り手がいないという話はよく聞きます。仕方ないとは言え、残念です。