虫食いの犯人はアリで決定

一昨日紹介した、唯一、虫害に遭っていないように見えた黄桃を、本日収穫しました。

食われているように見えましたが、

洗うと無傷でした!甘い香りも漂ってきます。

袋の中に1個体だけアリがいました。汚れていたのはこれの糞だったのでしょう。
虫食い被害にあった他の袋がけ黄桃も、出てきたのはアリだけでした。
ということは、無農薬で黄桃栽培するには、アリ1匹も通らぬように袋がけすること以外に方法は無さそうです。

様々な果物を育てていますが、虫に食われるのはイチゴと黄桃だけです。ブルーベリーとキンカンは鳥に食害され、イチジクは時々突かれます。それ以外の全ての果物(ビワ、キーウィ、レモン、ラズベリー、ブドウなどなど)は鳥の被害もありません。「殺虫剤をを使わないと商品にならない」というのは、殺虫剤を使わせるための誇張だろうと思います。
たとえば「ネオニコをしっかりまかないとウンカ被害は防げない」とメーカーや農協は喧伝していますが、そのウンカは日本では冬を過ごせず、毎年、東南アジアなどから飛来します。その東南アジア最大の稲作国であるインドネシアの水田地帯で用水路や川の下流でネオニコ濃度を測ったところ、日本の水道水よりも低い濃度でした。インドネシアでは水田で自家消費用の魚を採っているとの報告もあります。
ウンカの産地よりもウンカ対策でネオニコをまく日本は、異常です。