家族と会話していて、メモの管理はNotionがよいと言われました。メモだけでなく、文書作成やデータベースもNotionを使うと圧倒的に効率がよいと言います。PCでサインインしたところ、下記の画面がでてきました。
メモというボタンもデータ作成というボタンもなく、使い方の説明も見当たりません。それで家族に「メモってどこから作成するの?」と尋ねたら、「そんなの自分で調べて使えるようにしないと、家族がいないと使えないんじゃしょうがないでしょう?」というので、「それはあなたがITエンジニアだからで、一般の人はもう少しわかりやすくないと使わないんじゃない?」「いや、○○○(家族と同世代)だって文系だけど、紹介したら自分で使えてる。こういうのについていけない人達が没落していく時代。」と言われました。
それは違うのではと思い、「Notion 使いづらい」でGoogle検索したところ、下記がトップでした。
自社製品を宣伝する意図で作成された記事であることを割り引いても、Notionが「いろいろできる」ことが分かりづらい理由になっていることや、そもそもNotionはクラウドでデータ管理し共同作業を進めるのに向いていることが分かります。
次に「Notion メリット」で検索してトップだったのが下記です。
先に紹介した記事同様、Notionは様々な機能を有し、組織内の連携性を高めると冒頭あります。つまり個人にとってのメリットは「個々のソフト(一部は有料かもしれない)を揃えなくてもクラウド上で様々な作業ができる」ということになりそうです。
クラウドでオリジナルデータや独創的なアイディアを保管するのは、私にとってはリスク大に見えます。PCで個々のソフト(Wordやエクセルなど)を使って管理しているデータはPCのハードディスクに保管されていて、外付けハードディスクでバックアップを取ることができます。私は毎日、ネットにつなげているノートPCでの仕事が終わったら全データのバックアップを外付けハードディスクにとり(更新した部分だけ変更されるソフトを使っています)、それをネットにつないでいないデスクトップPCに移すことで、ウイルス対策とバックアップを図っています。さらに半年に1度、使っていないもう1台のノートPCの内容を更新して、知らないうちにウイルスに感染したときに、最長でも半年前までの状態は残すようにしています。クラウド上のデータはこういった「物」で残すことが面倒ですし、大切な情報が漏洩する危険を否定できません。過去にはフェイスブックから5億人分の個人情報が流出しています。
ちなみに「Notion メリット」で検索してトップだった記事でさえ、Notionのデメリットとして下記4点を挙げています。
1)機能が多すぎてつかいこなせない
2)使いこなすには理解力が必要
3)チームで活用するには費用がかかる
4)情報漏洩につながる危険性がある
せっかくの家族からの提案でしたが、Notionは使わないことに決めました。