富士山麓の本栖湖で掘削された堆積物中の黄砂の飛来量変動をX線回折分析により分析し、黄砂の飛来量変動を過去8000年にわたり明らかにした研究がプレスレリースされていました。黄砂の量は3000年前から2000年前に減少し、東アジアの気候変動とリンクしていたそうです。
同じ事を水月湖のコアサンプルで調べたら、過去7万年間の黄砂の飛来量変動が分かるはずだと思いました。
水月湖の堆積物試料は分析技術の進展と共に、過去7万年間に日本で何が起こっていたかを様々に復元できるのだろうと思います。そんなことができるのは、世界でもここだけだと思います(南極の氷とか深海底コアでもできるでしょうが、1年刻みでの年代決定は無理だと思うので)。