残念なNHKスペシャル

20日に修士号を取得した学生がミャンマーに帰国します。奨学金の規定で帰国後1年はミャンマーにいなければならないそうで、今どういう状況なのか、NHKスペシャル「調査報道 新世紀 File5 ミャンマー軍を支える巨大な闇」が放映されるので見てみました。

心配していた通り、軍は市民の虐殺を続けていました。
軍用機ははロシア・中国製、軍用機の燃料供給はシンガポールなど、ミャンマー制裁に参加していない諸国も加わります。そして日本のODA事業がミャンマー軍のサポートにつながっている可能性が追求されていました。
日本政府がミャンマー軍を支援していることは、もっとあからさまに報道されています。

日本のODAが軍事政権に利用されている状況を長々説明するくらいなら、日本政府が明らかに軍事政権を支援している端的な証拠を見せ、ミャンマー軍による市民虐殺の実態を報道するべきだったと思います。
「調査報道 新世紀」、もう見る気にはなれません。