スライドの時代

副査を務める予定の博士課程学生さんの、中間審査発表の練習に参加しました。
パワポを使ったプレゼンの後、指導教員の先生と一緒にスライドを1枚ずつ確認して文言や図についてコメントしました。
コメントしながら、自分の中間審査のときって、これほど細かい修正作業をした記憶がないことに気づきました。そのことを話したら、
「当時はOHPだったんではないですか?」
OHPとはオーバーヘッドプロジェクターの略称です。透明なA4サイズのフィルムに手書きしたり印刷したりしてました。
「いや、もしかしたらカメラ屋さんに2週間前に原稿を持っていってブルースライドにしてもらっていたかも。」
「カメラ屋」はカメラを買う所というより、スライドを作ってもらったり現像してもらう所でした。当時はデジカメではなく、光学系フィルムを写真用(ネガ)かスライド用(ポジ)かどちらかを入れて使っていました。スライドから写真に焼いてもらうことは可能なので、調査の時はポジフィルムを入れていました。

のどかな時代でした。。