米大統領選

アメリカの友人夫婦とそのEUのお友達夫婦が、週末につくばに遊びに来ます。大統領選挙でトランプが勝てば環境研究関係予算の削減は必須なので、恨み節を聞くことになりそうです。
トランプ氏は自国優先(ウクライナ支援に慎重、関税強化)、温暖化対策軽視、移民制限と、米国国民への分かりやすい利益にならないことに対して、支出を削減を強調しています。過去にこの主張に沿った政策を展開した実績もあります。
ハリス氏の場合、女性が中絶を選択できるという政策で直接恩恵を受けるのは若い女性だけです。接戦と報じられていますが、トランプ氏の方が有利なのではないかと思います。
また前回の選挙のようにトランプ氏は自分が負けたら陰謀だと主張し、暴動が発生するかもしれません。そのくらいならトランプ氏に投票しようと思う米国人も、皆無ではないかもしれません。
トランプ氏が大統領になり議会も共和党が多数派になった場合、私は日本の景気が悪くなるのではないかと思いますが、専門家はそう考えていないようです。

円安になっても関税を高くされたり、現地生産を強いられるようになれば、輸出も雇用も増えません。中東やウクライナで戦争が続けば、これまで同様、物価高が続きます。トランプ氏は「自分ならウクライナ戦争をすぐにやめさせることができる。」と言っていますが、ウクライナの譲歩無しの停戦はEUの不安を高めることになり、混乱を呼びそうです。
アメリカやEUに住んでいる人達が大統領戦後の世界がどうなると思うのか、ちょうどのタイミングなので、いろいろ聞いて見ようと思います。