生食パッチの経過

「生食パッチ」は硬膜外に生理食塩水を注入する処置を指します。RI脳槽シンチやCTミエロを行っても髄液漏出が明らかでない場合に、生食パッチを行って症状改善が見られたら、脳脊髄液減少症が原因である可能性が高くなります。

生食パッチで症状がかなり改善する例があり、治療効果も注目されているようです。
私の場合、生食高速点滴(1時間に500mL)で2週間程度の症状改善が見られたので脳脊髄液減少症の再発が疑われ、先週末に検査入院しました。既にブラッドパッチを3回受けていたので漏洩箇所が見つからない可能性はあると覚悟していましたが、その通りでした。
それで予定通り生食パッチを処置いただきました。私の場合は20mLの注入でしたが、脳への圧迫はブラッドパッチとは比べものにならないくらい強烈でした。
パッチを受けた11月2日は帰宅してすぐに就寝、翌日も祝日だったので仕事はしないでなるべく横になっていました。4日にはたまった仕事や、急に冷え込んだので植物の取り込みをしたのが災いして、5日は血圧が150まで上昇、横になって論文を読む際は脳の圧迫が再発したので、枕をかなり高くして対処しました。
今日はほとんどデスクワークしていましたが、横になっていないことも影響しているのか、頭部の圧迫感はかなり減りました。注入した箇所の痛みはまだ少し残っています。
効果としては高速点滴同様の効果に加え、手すりを持たないでもバランスを崩さずに階段の昇降ができるようになりました。
処置後2週間後には運動してもよいので、キロ9分台にまで落ちたジョギングペースの回復を期待しています。