野菜の高騰が続く中、サニーレタスは意外に安価で容易に育てられます。
種のお勧めはダイソーです。2袋100円なので、私は「時なし小カブ」とセットで買っています。
袋の裏に書かれた「まきどき」は3~6月、「収穫時期」は4~9月ですが、この時期に葉物野菜を育てるのはNGです。殺虫剤無しだと、まず虫に食われます。なので冬は、無農薬葉物野菜を育てるにはベストシーズンなんです。
ダイソーのサニーレタスは砂混じりから粘土混じりまで、様々な土で発芽し、そのまま育てられます。発芽率はかなり良いので、間引きするときに残したい苗まで傷めないよう、なるべく種間距離を空けるとよいです(メチャクチャ細かい種なので難しいのですが)。
ポイントは、サニーレタスは光好性種子なので、土をかけすぎないことです。私はとても薄く土をかけて、散水時に種が流れないように不織布をかけています。
これまでの経験では、肥料はあまり入れない方が、苦みが出ないようです。
今年のつくばの場合、10月中は保温無しで発芽しました。10月6日に種まきしたものは11月になってからビニール袋をかけて保温し、もう食べ頃になっています(手前にあるのは9月にまいたコカブで、こちらは保温無しでOK)。
11月になって肥料が入っていた大きな袋が空いたので、袋に土を入れて底に鉄串で10箇所以上穴をあけて、11月6日に種まきしました。上部を洗濯ばさみで留めるだけでミニビニールハウスになり、種まき直前の散水だけでずっと高湿度を保っていました(そうなるだろうと思って不織布がけを省きました)。
種まきから1ヶ月後の今日の状態が下記で、これまでて最も安直・安価な栽培法です。
スーパーで売っているサニーレタスは1株ごと収穫されますが、家庭では大きい葉から順に根元から、株を傷めないようにむしり採ります。そうすることで、トウ立ち(花芽が出ること)するまで収獲できます。私はあともう1鉢育てていて、これだけあれば十分量を毎日収獲できます。
冬のサラダ用葉物として水菜も育てています。水菜もサニーレタス同様、冬の夜間の気温は寒すぎるので、保温が必要です。水菜はサニーレタスと違って、ちょっと暖かくなるとビニールかけっ放しだと蒸れてくたるので、朝外して夜かけるという手間がかかります。その点、ダイソーサニーレタスはかけっ放しOKなので、忙しい方でも育てやすいと思います。かけっ放しなので乾燥しにくく、水やりの手間もはぶけます。